【感想レポ】所蔵作品展 パッション20 東京国立近代美術館工芸館 工芸とは?アートとは?考えてみませんか?
工芸を「パッション」の語とならべて考えることは、もしかしたらふだんはあまりないかもしれません。なぜなら工芸に注がれるパッションは姿かたちや質感にすっかり溶け込んで、むしろ背景の諸事情をいちいち分析する間もなく味わえるよう整えられてきたからです。しかし何を選び、未来へとつなげるのかを考える今、工芸に託されてきた知恵と愛とを見過ごしてしまったらもったいない!
来年はいよいよオリンピックイヤー。世界との出合いは国際的な視野を広げるだけでなく、私たちの内側に目を向ける好機でもあります。日本の近代は工芸をとおして何を感じ、想いを託してきたでしょうか。作家の言葉や活動・出来事から20を抽出し、それぞれの局面に浮かび上がるパッションをご紹介します。
チケットは本館の半券でOK
わたしは窓展のついでに行きました。
ここ、今年の夏に金沢の方に移転してしまうということで、結構寂しい。
この建築好きなんだけどなぁ。どうなっちゃうのかな?
レトロだけどレトロ過ぎず、工芸のテーマにも合ってる気がする。
しょっぱなから大きな赤い手に出迎えられました。
迫力満点のこの展示は当時の万博のためにつくられたそう。
これ、花瓶らしいです。うーん、見えない
展示は2020年だからこそ、オリンピックだからこそ、工芸の魅力を改めて紹介しようという気持ちや、無くなるからこそ今ある所蔵品を紹介しようとする感じが。
工芸品っていつも見て思うのですが、使われてこそだなぁ。という印象。
花瓶なら花を生ける場所、水を差せる場所が必要。
そこを踏まえてどうやってデザインをするかを考えている感じ
個人的にはデザインは「工芸」と訳してほしい!
1歩下がったデザインだからこそ、見る人の想像力を沸き立たせ、主役である花を生えさせる交換があるように感じます。
いろいろ奥深く考えられるので楽しかったです。
移転する前にぜひぜひ!