私物の9割がヒール靴の私が#KuTooについて考えてみたよ! とってもMOTTAINAI#KuToo
こんにちは!
皆さんKuTooについてご存じでしょうか?
#KuToo(クートゥー[1])は、日本の職場で女性がハイヒールおよびパンプスの着用を義務づけられていることに抗議する社会運動である。MeTooをもじって「靴」と「苦痛」を掛け合わせた造語である[2
職場などのヒール靴の強制を撤廃しようというこの運動、さまざまな物議がありますが
、個人的な考えでいえば私はKuToo運動には賛成です。
そう、主張通りなら………
筆者の靴事情
私の普段の靴は14足。そのうち半数7足がなんとヒール5~7センチの#KuTooのいう「ハイヒール」とよばれるものです。
5センチ以下だと4足、あとスニーカーが一足、コンビニ行く時のゆるっとしたサンダル的なのが一足、仕事の生き返り用のペタンコシューズが一足と私物のほぼ9割近くがヒール靴の私。
仕事中でも基本5~7センチヒールですし、私の生活のほとんどをヒールで過ごしています。
なんでヒールを選ぶかというとやっぱり見た目がかっこいいから。
短足胴長の私がペタンコを履こうとするととてもバランスが悪く見え、かつ骨太体形のため足も太く見えてしますのです。
ウン年ほどそのような生活をしていたので私の筋肉もそのように対応し、もはやヒール靴は楽、スニーカーなどペタンコ靴は短時間なら楽だけど長時間だとかなり疲れるように。
そんな私が思うのは「ヒール靴ってそんなに悪いの?」という考えです
こちら左が仕事の行き帰り用のぺたんこ。右が最近買ったヒール7のパンプス
ヒールって本当に悪いの?
一つ言っておくと私は医学など体の知識がありません。ここからは本当に主観の話なのでそれだけお気を付けください。
先ほど言ったように私の長年のヒール生活のおかげで私の足もヒール仕様に鍛えられてきてしまい、ヒールは楽だけどペタンコ靴なら疲れるというある意味逆転現象になってしまいました。
個人的な感覚ですが、人間歩くためには前のバランスにならなくてはいけません。
ヒールはその前のバランスを履くだけでなってくれる優れものの靴、というのが私の考えです。
とはいえ、
足首の関節がつっぱるほどのヒール高、きつすぎる靴だと絶対だめなのは素人の私でもわかります。
昔、私も仕事用に買ったフラットな靴がきつすぎて陥入爪(爪に肉が食い込んで肉芽が出来るとても痛いやつ)になりました。(ちなみにそれが画像左のフラットなパンプスです)
フラットでも足のトラブルはなる。決してヒール靴がわるいわけじゃない。
足に合えばヒール靴っていいものじゃないの?というのが私の考えです。
3月29日追記
あと私が普段靴を作っている店員さんから聞いたのですが、靴のトラブルが起きやすいのは「細足」の方が多いとのこと。現代の靴は横幅を合わせるという考えがまったくなっていないとのことです。
それを知っている方が運動に参加している中で何人いるのでしょう?
現在の#KuToo
一言でいえばヒール嫌いにもほどがあるでしょ!というほどヒール蔑視がすごいと思います。
そもそも#KuTooって職場や学校での足に合わない靴の強制をやめようというものじゃないの…?
足に合わなければどんな靴でも私のように陥入爪になったり、巻き爪や外反母趾にもなるでしょう。
それをヒールだから悪い!ってなるのはおかしいんじゃないかなー。
私も#KuTooの主張自体は大賛成なんです。
例えば校則で合わないローファーを履かされた、職場の規定で足がつんのめるくらいのヒール高のヒールの強制とか…。
それをやめていこう!っていうのが本来の#KuTooじゃないの???
あと一つ言いたいのは発案者の方のTwitterのヘッダー画像。
一時期、裸で棺桶に座り込み、その棺桶の中にはハイヒールたちが入っている画像をヘッダー画像にしていました。
私のようなヒール靴を履くけど#KuTooの主張を応援したい人たちをさらに遠ざけていると思います。
これで「ヒール靴を規制したいつもりじゃない」ってよく言えるなぁと思います
人によっては今までの役割を終えたヒール靴を丁重に弔う図という方もいらっしゃるようですが、どんな媒体であれ「死」を扱うというのは慎重にしなくてはいけません。
下手すれば「死」をテーマにしただけで怒る方もいますからね。
それを無邪気にTwitterのヘッダーであげているということはまあそうゆう考えなしの方なのでしょう。
発案者も次第に発言が凶暴化し、周りがヒール靴だっていいじゃん!と言いたくても言えない雰囲気があります。
なんなら発案者の講演会とかにちょっとヒールある靴履こうもんなら顰蹙を買ってしまいそうな。
そもそも発起人の方のいうハイヒールの定義が定まっていないことを考えるともうこの運動自体あれだなという印象
本来の#Kutooがすべきこと
ヒール蔑視が強すぎると先程書きましたが、じゃあ本来ならどうゆう活動すべきか?
ビジネスの専門家じゃない私が言うのはなんですが、まず
・フラットなビジネスシューズの開発
・靴の知識を広める
・足の専門家を呼んでの講演会
などなどなど。
専門家じゃなくてもこれくらいは思い浮かびます。
しかし、#KuTooの発案者がやっているのは聞くだけでややこしいフェミニズム問題。
あなたのやるべきはそれじゃない!と言いたい方は私の他にもっといるでしょう。
何度も言いたいんですが、#KuTooの主張自体は本当にいいと私は思ってます。
学校や企業は靴を指定するのであれば、その人その人に合った靴を特注でつくる、もしくはサイズ展開を増やす。動く場合のことを考えフラットでフォーマルな靴を開発をすべきなど#KuTooは主張すべきでしょう。
そして社会運動での成功とはなにか? というと「その運動で対象じゃない層の理解」だと私は考えます。
「靴をフラットにしたい? ああいいよ。近頃くーつー運動だかいってるから」とヒールを履かない層に言われたらそれでいいんです。
コルセット解放運動のブルマー婦人のしくじりもコルセットを着る女性たちを対象にしすぎた宣伝が原因でした。
それをコルセットを履かない層にどう宣伝するかを念頭においていなかったんです。
#Kutoo もまさにそれになろうとしているのです。
3月29日 追記
どうやら発起人の方プロジュースのフラットなスーツにも使いやすい靴があったらしいです。
見てみましたが、靴のトラブルが起きがちな細足、開帳足の足幅にはおそらく緩すぎて合わないであろう靴だと私は感じました。
しかも通販限定とのこと…。うーん
最後に
つらつらと書いてきましたが、やっぱり言えるのは#KuTooがやるべきなのはフェミニスト気取りではなく靴についての意識向上だとおもいます。
私は本当は23.5でよかったのに、足幅があるから24.5を履いていました。
それを指摘する人は誰もいなかったです。
ようやく分かったのはオーダーシューズをつくる時に自分の足を測った時。
自分の常識に雷が撃たれたような気がしました。
それくらい靴教育は知られていないんです。
足と靴の意識の周知する機会を#KuTooはすべきでしょう。
フェミニスト運動よりまずそれです。
つらつらと書いていきました~
ではでは!