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【演劇レポ】ねずみの三銃士”第4回企画公演「 獣道一直線!!!」 コロナ禍にふさわしい作品

こんにちは!

久しぶりの投稿になりますね

以前オンラインで見た舞台の感想レポです!

 

 

獣道一直線!!!

 

あらすじ

stage.parco.jp演劇界のチームリーダーである、生瀬勝久池田成志古田新太が“今、一番やりたい芝居を、自分たちの企画で上演したい!”思いで結成された“ねずみの三銃士”による企画公演。
脚本には近年、2017年にテレビドラマ『ゆとりですがなにか』で第67回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞や、大河ドラマ『いだてん~オリムピック噺~』(19年)の脚本家をはじめ、俳優、演出家、アーティストとマルチに活躍し実力を発揮する宮藤官九郎、演出には舞台『ロッキー・ホラー・ショー』(16)、ミュージカル『愛のレキシアター「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」』(19/脚本も)、『オリエント急行殺人事件』(19)など多くの話題作の演出を務める河原雅彦と、最強メンバーが集結し毎回PARCO劇場で上演を企てて来た大人気シリーズです。

★あらすじ★
一面識もない独身男性3人が殺害された。
 
殺害方法も三者三様。無関係と思われた3つの事件。
被害者の共通点は、大金を持っていて、婚活サイトに登録していた。
そして同じメーカーのED治療薬を飲んでいた。
 
事件に関心を持ったドキュメンタリー作家が取材を続ける中で浮かび上がってきた1人の女性の存在。
 
『苗田松子』
3人の被害者は、苗田松子と名乗る女と、関係を持っていた。
 
なぜこんな女に騙されるのか。男たちは耄碌していたとしか思えない。
しかし、苗田松子を取材するうちに自身も事件の闇に取り込まれ......。

 

 オンライン観劇で感激

 

このご時世ということもあり、観劇はオンラインで。

どれくらいオンライン勢がいるのかわかりませんが、客席はこのご時世ということもあり、空席があったようです。

序盤で「せっかくパルコ劇場がリニューアルしたのに!」とメタ的なセリフがありましたが、まさにそれです。

けど、ねずみの三銃士はなかなかチケットが取れないかつ出ている役者全員が多忙な役者のため行うのもなかなかという…。

オンラインで見れたのはよかったですね。

晩御飯を食べつつ舞台を楽しむことができました。

 

ねずみの三銃士の舞台について

ねずみの三銃士は結構好きで、「鈍獣」、「印獣」はDVDで観劇済です。

宮藤官九郎のドロドロとした雰囲気が結構好きで、ドラマよりも好きですね。

鈍獣、印獣、そして今作の獣道一直線を観ての共通しているところが「魔性の人間に翻弄される人々」ということ。

その人間にじわじわと真綿で首を絞められる恐怖感はかなりリアル。

胸糞系が好きな人は溜まりません!

 

今回の舞台について

いやー、かなり面白かったです。

コロナ禍ということもありコロナネタも多く、不要不急と言われてしまったエンタメ界の人々のなにくそ精神といいますか…、

序盤の「俺たちアクター」という歌がこんな状況下でも俺たちは演じることを辞めない、それしか生きていけない、という宣言のようにも聞こえてきました。

また、作中ではアイドルネタ、フェミニストなど今の時代で盛んに話題になるモチーフが多く詰め込まれていて、アイドルネタの中には紅白で物議をかもした欅坂のネタもありました。

 

art11art.hatenablog.com

 よければ。

 

エンターテインメントの残酷性、でもそれしか生きていられないエンタメ界の宣言を木島香苗の事件をモチーフに美味く落としていたと思います。

 

ただ、これはねずみの三銃士共通なのですが、ラストが大体共通しているので、途中でわかりきってしまうところがあるんですよね。

それだけはちょっと残念だったかな。

 

けど、面白いのでぜひ!