【映画レポ】ダイナー 感想 美しいって罪なのかも。映像美は満点けど内容と美しさが…。
俺は―――――！この世界のーーーー！王だ！
ようこそ、殺し屋専用のダイナー＜食堂＞へ
そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用のダイナー＜食堂＞。店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。
「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒まで俺に従う。」
日給30万の怪しいアルバイトに手を出したオオバカナコは、ウェイトレスとして売られてしまう。次々と店にやってくる殺し屋たち。オーダーは極上の料理か、殺し合いか…店主、ウェイトレス、殺し屋たち。新たな殺し合いが今、始まる
レンタルされていたので借りてみました。
予告編では藤原竜也がひたすら叫んでいるのと、映像がきれいだという印象。あと主演の玉城ティナちゃんがかわいすぎる…、
衣装のウエイトレス姿も様になっています。
ストーリーは殺人鬼ばかりがあつまるレストランで働くことになった女の子オオバカナコの物語。
漫画原作なので漫画エピソードも入っているらしい。
一応試し読みで読んだことがあるのですが、いやはやけっこうグロで…。
グロ苦手な私なので、映画もそうだったらどうしようかなと思っていたのですが、そこまでグロじゃなくて安心しました。
ストーリーはなんというか…
蜷川実花が描くキラキラドロドロ少女漫画風映画という感じ。
やっぱり監督が写真家なだけあって映像美は本当にすばらしいのですよ。
照明とか場面とかそれぞれのお部屋の内装とか。
でてくる殺人鬼に合った部屋は見ごたえありです。
けどやっぱり漫画のエピソードをつぎはぎという感じで一貫性がどうしてもとれていない。
素晴らしい役者たちを使っているはずなのにそれが統合性とれていない。
続いている漫画を映画にするってとても難しいと思います。ラストがああなるのは仕方がない。
けどなーーーー何が言いたいって料理がとにかくおいしそうじゃない！
いちおうダイナーなんだからさぁ…、料理はおいしそうにしないとだめでしょ。
あと！あと！
玉城ティナがかわいすぎる！！！！！！！
「だれからも必要とされてなかった」って必要とされるから！！こんなかわいい子！！！
せめてちょっと芋っぽい感じをだすとかするとか！！
あまりにも可愛すぎてラストの美しさが全然強調されなかった…。
メイクも完璧にできすぎていて、全然ダイナーで酷使されているようには見えず、ウエイトレス姿もかわいすぎて、これをボンベロが考えたのかと思うとちょっと気持ち悪いぞと思っちゃったり……。
かわいすぎて共感できないって本当にあるんだなぁと思いましたね。
おどおどしてもミスしても泣いていてもその前にかわいさが際立ってまったく入り込めなかった…。
衣装やメイクを変えればもう少し共感できたのかと思うと本当にメイクとか衣装って大事だと思いますね。
完璧な蜷川実花ワールドを展開してくれたのはいいのですが、汚れなさすぎる。
監督が映像美にこだわる方なのでそれを見たい方はＯＫ、あと役者それぞれのファン。ストーリーも楽しみたい方は微妙かも
そんな感じでした！
ではではー
