銀河英雄伝説を読むと人生が豊かになる４つの理由
銀河英雄伝説、１９８２年から刊行され、今なお世界中で愛されていますが、気になっていたけど見たことない、読んだことがない方のために銀河英雄伝説を知ると人生が豊かになる理由を５つ紹介したいと思います！
先日の記事でも紹介をしましたが、今回は小説の方を紹介！
注意 紹介するとどうしてもネタバレをしてしまうところがあります。
苦手な方はご遠慮ください。
あらすじ
遥かな未来、銀河に進出した人類は、二大陣営に分かれて戦っていた。皇帝と貴族が支配する銀河帝国と、帝国から脱出した共和主義の人々が建国した自由惑星同盟である。戦争は150年間膠着していたが、ラインハルトとヤンという若き英雄が相次いで両陣営に登場することで、歴史は大きく動き始める
その１ 登場人物は５００人以上！？ 魅力的なキャラクターの数々
銀河英雄伝説では名前がついているだけで５００人以上のキャラクターが登場します！
前のアニメシリーズではその当時の声優を全員起用するほどのすごさで「銀河声優伝説」などという異名が付いたほど。今のテレビシリーズも２４話の時点ですでに１００人以上起用しているとのこと
アニメファンなら誰しも知っている声優がモブキャラとして出演してるなど、多くの声優にもかかわりがあるんです！
主要人物だけでも５０人を超えるというのだから恐ろしい。
一人、私の推しキャラを紹介！
私の好きなキャラクターの一人であるヨブ・トリューニヒトは「自由惑星同盟」の国防委員長をしており、実質的な国のトップになります。
戦没者集会を自身の政治活動の道具し、私兵をもち自分の反対意見を持つ人々を私刑にしたりとやりたい放題なのですが、民衆からは圧倒的カリスマとして支持されています。
主人公陣営には圧倒的な嫌悪を向けられているトリューニヒトですが、なぜ彼がここまで政治活動を行うのか、その真意は銀英伝にでているどのキャラにもわかっていません。
しかし、物語がすすむにつれ、トリューニヒトの不気味さが際立ってくるのが読んでいても背筋が凍るような感覚になります！
その不気味なカリスマ性がトリューニヒトの魅力になっているんです！
好き嫌いが分かれるキャラでもあるトリューニヒトですが、悪役側になりえるキャラでも根強いファンがいるのも銀英伝の特徴ですね！
絵と声がついているアニメでも覚えきれなさそうなのに、小説だとわからなくなりそう、という方も大丈夫！
どのキャラクターも魅力がたくさん詰まっているので、読み進んでいくと自然と覚えられますよ！
決して私のようにそのキャラクターのWikipediaを読んではいけません…
全員違う思想を持ったキャラクターが同じ軍隊におり、様々な戦術を編んだりときには協力したり…、そうまるでプリキュア…
読んでいくとみんなみんな好きになるのが銀英伝！
すでにテレビシリーズ、漫画、舞台など多くの媒体で銀英伝が登場するので、覚えやすいんじゃないかな？と思います！
その２ 思わず実際に言いたい名言の数々
銀河英雄伝説はまさに名言の宝庫。
一巻でも数えきれないほどノートにメモしたくなる名言が飛び交います！
新アニメシリーズ１話ではすでに「俺は無能者であっても、卑怯者にはなれん！」という名言がでましたが、銀河英雄伝説、こんなものじゃないですよ。
ではこれから私の好きな名言を！ ネタバレご注意ください！
わが部隊は現在のところ負けているが、要は最後の瞬間に勝っていればいいのだ
忠誠心というものは、その価値を理解できる人物に対してささげられるものでしょう。人を見る目のない主君に忠誠をつくすなど、宝石を泥のなかへ放りこむようなもの。社会にとっての損失だとお考えになりませんか
お前に向けて閉ざすドアを、私は持っていないよ
わたしの婚約者は祖国を守るために戦場に赴いて、現在はこの世のどこにもいません。委員長、あなたはどこにいます？死を賛美なさるあなたはどこにいます
ばかな！要塞の地の利を生かして長期戦に持ちこみ、敵の疲弊を待つべきが上策なのに、今出撃して何の意味があるのか。ただ敗北を早めるだけではないか。
そもそも我らは同志であって、主従ではない。軍事の専門家として最悪の事態を招かぬように忠告している小官に対し、命令がましくご自身の意志をおしつけるとは、ブラウンシュヴァイク公は何を勘違いされたか！
政治の腐敗とは政治家の腐敗ではない。それは個人の腐敗に過ぎない。
民主共和制とは人民が自由意志によって制度と精神を貶める政体のことか？
一応有名どころを集めつつ、ネタバレを防ぐため順序をバラバラにしてしょうかいしました。
聞いたことあるかたもいると思いますが、今私があげた１０倍、いや、１００倍ものしびれる名言がありますよ！
その３ 最良の独裁政治 VS 最悪の民主主義
銀英伝のストーリーは「民主主義VS専制政治」ですが、両陣営の中でも多くの課題があります。
民主主義の自由惑星同盟ではクーデターや戦争を賛美する政治家がいたり、専制政治の銀河帝国の中では門閥貴族が幅を利かせており、平民に発言権がなかったり…、
しかし、銀河帝国の方は革命を重ね、人々の暮らしは良くなっていくのですが、自由惑星同盟の方は、民主主義が故の衆愚政治からなかなか脱却することが出来ません。
これ、言葉で書くとけっこうあっさりとするのですが、実際小説で見ると銀河帝国がしだいに良くなっていく様と自由惑星同盟がかわらずに主人公のヤンが苦労しているのを見ると、民主主義とは…、と思いを馳せたくなっちゃうんですよ。
最良の独裁政治 VS 最悪の民主主義、どちらが勝つのかを知りたい方はぜひ読んでみてください！
その４ 幅広いファン層
１９８２年から刊行され、今なお根強いファンがいる銀河英雄伝説ですが、さすがのファン層も幅広いです！
上野にある銀河英雄伝説のコンセプトバーである「イゼルローンフォートレス」には老若男女様々な銀英伝ファンがいますし、中には小説が刊行当時リアルタイムで追っていたなんともうらやましい方までその当時のお話を聞けます！
中には職場の人と鉢合わせたりも…！？
また、TwitterなどのSNSでも銀英伝を愛するさまざまな年代性別の方がいます！
世代間の交流が銀英伝を通じてできる…、なんとすばらしいことでしょう！
まとめ
せっかくの自宅にいる時間、ぜひ銀英伝の世界に入り込んでみてはいかがでしょう
広がれ銀英伝の輪！
