デザイン・アートランキング

20代OLのおすすめあれこれ

20代OLがタイトル通り自分のオススメを紹介します

【美術館レポ】東京ステーションギャラリー 「きたれ、バウハウス」デザイン教育の基礎のバウハウスはまさに必見

 こんにちは~~!

東京駅にある東京ステーションギャラリーの「きたれ、バウハウス」展に行きました!

 
f:id:aredomore:20200801030248j:image

 

他の美術館レポはこちら

 

art11art.hatenablog.com

 

 

art11art.hatenablog.com

 

 

概要

バウハウスの教育を見て感じる

20世紀のアートとデザインの歴史に燦然と輝くバウハウス

それは、1919年、新生ドイツの誕生が宣言された古都ヴァイマールに、建築家ヴァルター・グロピウスにより設立されました。

バウハウスとは何だったのでしょうか?

バウハウスは何よりもまず学校でした。ワシリー・カンディンスキーパウル・クレーなど時代を代表する優れた芸術家が先生としてバウハウスの教育にあたりました。

とりわけ、入学した学生が最初に受ける基礎教育で教師たちが試みた授業はユニークで、現代の造形教育の土台となりました。その教育を礎にして、バウハウスから、優れたデザイナーや建築家が育ち、また、時代を切り開くデザインのプロダクトやグラフィックが生まれてきました。

では、カンディンスキー やクレーといった教師たちはバウハウスでどのような内容を教えていたのでしょうか?

本展では、バウハウスの各教師たちのそれぞれの授業内容を見て感じることができるように、数々のデザインが生まれる土台となった基礎教育を展示の柱とし、バウハウスの各工房で繰り広げられたバウハウスの教育の豊かな成果と広がりをご覧いただきます。また、「総合の位相」や「バウハウスの日本人学生」といったテーマでバウハウスの活動に光をあてます。

日本人留学生については、4人全員の活動が紹介される初めての機会となります。

bauhaus100 japan – 日本でバウハウス100周年を祝うbauhaus100 japan公式サイト。日本国内で開催されるバウハウス関連イベントの紹介を中心に、国内外の様々な情報を2020年まで発信します。

 

 

コロナ対応について

コロナ対応のためチケットは事前予約制、買い方はローソンのチケットホームから購入できます。

が、東京駅近くのローソンが東京ステーションギャラリーのある丸の内出口から逆の八重洲口のローソンしかないので買うのは家の近くのローソンがいいかもしれません。

 

一時間ごとの予約制になります。時間には気を付けていきましょう。

けどローソンだけってのがかなりめんどくさいなぁ…、

元々東京ステーションギャラリーのチケットシステムが自動販売機システムだったのでどうにかうまくいけないかなー、とは思いますね。

 

バウハウス知りたきゃこれ行っとけ

肝心の中ですが、かなり細かく展示されています。

展示の内容は以下の通り

 

 

基礎教育の分野から各工房間の紹介、そしてバウハウスの日本人学生についてかなりきちんと書かれていましたね。

 

特に工房の紹介は短期間だけ行った工房まで。

バウハウスの展示って基礎教育だけが多いのですが、工房まで網羅していたのはかなりよかったですね。

 

これからバウハウスを学びたいと思っている方、学校で知っていて知りたいと思っている方、かなりおすすめです!

 

徹底した基礎教育

バウハウスといったらデザイン教育の基礎として有名ですが、入学した学生たちはまず物体の構造の再構築を始めます。

物を積み立て、その構造がどうなるかをしっかり基礎から行うところをじっくりと見れたのはよかったですね。

 

色彩の授業もかなり力を入れてやったようで、光と色の関係などをみて色の研究を行ったりなど。


f:id:aredomore:20200801030308j:image

 こちら撮影できるコーナーです。

赤と緑の影をつくりだし色彩感覚を磨きます。

 

これ、最初に入学をしてきた生徒はかなりちんぷんかんぷんだろうなぁ。

けど、この物と色の再構築するの、嫌いじゃない。

 

各工房の紹介も詳しい

 バウハウスは一年(初期は半年)の基礎課程に進んだ後、試験を受けた後に各工房に進みます。

有名なのは建築工房、演劇工房あたりですが、バウハウスで短期間だけ行った工房もしていてすべてが網羅されていますね。

 

もちろん展示品の量の差はありますが、書かれている概要欄もかなりしっかりとしていて見ごたえありました。

 

個人的に好きだったのは舞台工房。

バレエ出身者の方なら見たことあるのかと思いますが、あの見るだけでも動きにくく不思議な舞台芸術はフルで流れていて見たのですが、今見ても新しく感じて「バウハウスが今でも残っていたらなぁ」と残念でなりません。

衣装もかなり不思議で円を体に巻き付けていたりとかなり個性的です。

(夢に出てきそう)

 

すべての工房に詳しく書かれていますので、気になるもの一つはあると思います。

 

日本人のバウハウス出身者について

 日本人のバウハウス出身者の

 

水谷武彦

山脇巌

 山脇道子

大野玉枝

 

 

の四名についても展示されています。

個人的に知っていたのが山脇勇、山脇道子ですね。

この二人はバウハウスについての窓口的役割となっており、妻の山脇道子は「バウハウス茶の湯」の著者としても有名ですね。

 

 

 (調べたら3万もする…、古本屋では2000円くらいで売られていた記憶なのでぜひ気になる方は古本屋へ)

 

改めてみるとどうしても日本人が作った作品であると同じ日本人である私としては感じられます。

徹底した基礎教育を行っていたバウハウスでさえもぬぐい切れない根本の価値観はかなり根深いなー、と感じました。

 

まとめ

 

ここまでバウハウスをきちんと取り扱ったの、なかなか興味深かったです!

デザインに少しでも興味がある方!ぜひです!!!