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【漫画レポ】宝石の国 市川春子 美しくも鬱くしい宝石の世界

昔書いた宝石の国の考察記事、結構読まれてて嬉しいです。

 

 

art11art.hatenablog.com

 

ぜひ読んだことのない方、ぜひこの宝石の国の世界へ!!

 

宝石の国とは?

 

強くてもろくて美しい、 戦う宝石たちの物語。

今から遠い未来、僕らは「宝石」になった。彼ら28人は、襲い掛かる月人に備えるべく、戦闘や医療などそれぞれの持ち場についていた。月人と戦うことを望みながら、何も役割を与えられていなかったフォスは、宝石たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる。漫画界で最も美しい才能が描く、戦う宝石たちの物語。

宝石の国|アフタヌーン公式サイト - 講談社の青年漫画誌

 

 

死ぬ事がない宝石たち

 

「えっ!推し死なないの? なら読もう」

と思ったあなた

 

おお~~~~間違い!

 

確かに宝石の国のキャラクターである宝石たちは死にません。

主人公のフォスなんて硬度が低いゆえにかなりの頻度で割られていますからね

 

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一話目ですでに粉々になっています。

確かに宝石たちは体がバラバラになっても生きることができます。

しかし、宝石たちで中で死に近いものが宝石たちを装飾品にしようと日々襲来する「月人」たちにさらわれてしまうことです。

 

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こちら月人。

仏像のような姿形をしていますね。

 

一度月人に去らわれてしまって戻った宝石はいません。

その月人たちにさらわれないように宝石たちは二人一組になって行動します。

が、月人にさらわれてしまった宝石たちも多くいます。

 

中には相棒を月人にさらわれた者もおり、残された者がじわじわと苦しめられていく描写も多くあります。

 

長く生きるからこその苦しみ

 

主人公のフォスは物語開始当時ですでに300歳、これでもその時は宝石の中では末っ子という驚きの年齢です

年長になれば1000を超す宝石も多くおります。

 

それゆえ、それぞれの宝石たちの中で抱え込む苦しみは飛んでもなくドロドロしたものになっているのです。

それぞれの宝石たちのもつドロドロとした愛憎こもった怨念に近い気持ちが明確に明言されていないのにも関わらずちょっとした宝石たちのセリフ、表情から伝わります。

 

この苦しみをどう解消するか、という問題はとても途方無いものに思えます。

 

溢れる考察沼へようこそ

作者の市川春子は仏教を学んでいたこともあり、作中でも仏教に関するモチーフが数多く登場します。

それにプラス現代館でキリスト教インド神話などなど…、様々な神話や宗教が使われています。

 

さりげな~~~~くモチーフにいれるので見逃してしまいがちですが、とても考察しがいがあるのが宝石の国の魅力。

今、11巻まで発売されていますが、ようやく今までの伏線を回収されそうな雰囲気がありますが、市川春子がどう描くか…、とても楽しみです。

 

これであなたも宝石の国の沼に入った

美しい宝石たちの鬱くしい物語、あなたも是非読んでください!

 

 

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